「 花粉症対策について 」
       
川久保病院 (小児科) 小野寺 けい子 医師
     今や日本人の4人に1人が発病しているという花粉症。

    患者は赤ちゃんからお年寄りまで広い年代に及んでいます。

    中でもスギ花粉は1月〜2月にかけて飛散が始まるので、早めの対策が重要です。

     スギ花粉の飛散状況は前年夏の気象条件が大きく影響します。気温が高く、日照時間が多く、雨の少ない

    夏は花芽が増え、翌春の飛散量が多くなります。重症になると単なる鼻づまり、鼻汁に止まらず、勉強や仕

    事に集中できない、熟睡できないなど日常生活や健康への影響も大きくなります。

     林野庁もスギの積極的な伐採や活用、花粉の少ないスギや広葉樹への植え替え、雄花を枯らす飛散防止

    剤開発など対策に乗り出しています。

     抗ヒスタミン薬・抗アレルギー薬の服用やスギやダニのアレルゲンを少しずつ体内に入れて免疫をつくる

    舌下免疫療法、レーザー療法など治療方も進歩しているので主治医に相談し症状が軽いうちに治療しましょう。

     イギリスでは、花粉症の季節には外出前に花粘膜にワセリンを塗って体内への花粉の侵入を抑える方法が

    生活の知恵として定着しています。

    花粉症は体質だけでなく、現代人の生活習慣により拡大したともいえます。日頃からの養生が大事ですので、
   
    次のことに留意して花粉症対策をしていきましょう。
         
@ たっぷり睡眠をとる
         A 冷たいお酒や食材はなるべく避ける
         B 食物繊維やビタミン摂取を心がける
         C 適度な運動を継続する
         D 部屋の掃除や加湿に努め、乾燥やほこりなどから花粘膜を守る