「ウィルス感染に気を付けて」
                   川久保病院 (内科医)  加藤 幸 医師
    ”風邪”とは、ウィルス感染によって引き起こされる軽症の上気道炎で、良性かつ自然

 軽快する症候群です。現在、世間を騒がせている新型コロナウイルスは風邪の原因の

 10〜15%を占める普通のウイルスでしたが、変異により病原性が強くなり、重大な被害

 を与えています。有効な薬剤・ワクチンの開発には時間がかかり、初期に頼れるのは感染

 予防策と自分の免疫ということになります。
 
  風邪はウィルスの病気なので抗生剤は効果がありません。治療としては自分の体の

 免疫力がウイルスをやっつけるのを待つ、というのが基本です。

  ウイルスをやっつけるまでの辛い症状については、必要に応じて症状を抑える薬で

 対応していきます。症状は10日ほど続くことがありますが、徐々に良くなってきている

 ならば心配ありません。特に咳だけが長引くことがよくあって、長い人では3週間ほど

 続きますが、こちらも良くなってくるようなら心配ありません。

 今は細菌(バイキン)感染症などの他の病気である可能性は低いと思いますが、病気の

 かかりはじめの頃は病気の特徴が分かりにくい事があるので、経過観察が重要です。

 症状が10日ほど改善しない時や、一度良くなったのにまた高熱がぶり返した時などは、

 細菌などの事も考えなくてはいけないので、必ず再診して下さい。 

  また、糖尿病はウィルスをやっつける複数の免疫機能の低下がみられます。

 やはり、重要なのは血糖コントロールです。 体質・年齢・治療法・環境で決定するコント

 ロール目標を遵守しましょう。