「在宅での看取りについて」

                                  川久保病院 在宅診療科
                          伊藤 俊一 医師
 
   いろいろな統計によると、日本人の多くは、不治の病の末期や老衰などで回復の見込みのない終末期に関して、

 自宅で家族に見守られながら、最期の時を迎えたいと思っているようです。

  当院の在宅診療科が関わって自宅で亡くなる患者さんは年間10名前後。

  入院中に亡くなる患者さんは年間128名(2016年度)。この他に、救急搬送されて外来で亡くなる患者さんが年に

  数名います。

  自宅で看取られたいと望んでいる人は多いのに、望みを叶えられる人が少ないのは何故でしょう。

   @そもそも自宅看取りができることを知らない。

   A介護者の様々な不安、死を迎える恐怖心。

   B介護に関わる時間が取れない。
 
   C自宅だと医療的な対応ができない。あるいは対応が遅れるのではないか。
 
   D死を迎えようとしている時に、救急車を呼べば助かるのではないかと考えてしまう。

   などなど、原因はいろいろあると考えられます。
 
    当院在宅診療科では、ケアマネージャーを中心に、訪問看護やヘルパー、訪問入浴、訪問リハビリ、訪問薬剤師

   といった他職種との連携で、患者さんやご家族の様々なご要望に対応しています(予め契約が必要です)。

    定期的な訪問診療以外に、容体が悪化したり死期が近い患者さんの臨時往診にも対応しています。

  胃ろうや点滴、酸素吸入中でも対応可能です。

    入院中の患者さんで、最期の数日だけでも自宅で過ごしたいという希望に対応した経験もあります。

  死を迎えるにあたっての不安の一つひとつに対応し、各患者さんやご家族の状況に合わせて、できるだけわかりや

  すく説明させていただきます。

   自宅看取りや訪問診療について、詳しい情報をご希望の方は、担当のケアマネージャーまたは当院の医療相談室

  までお気軽にお問い合わせください。