新連載

 考えはじめよう
      自らの最期
 
                       
 
田村 博代さんん (見前西支部)
 
   「ただ生きているだけの人」にはなりたくない

          〜最期 認知症状態ではありたくない〜
  85歳にもなってしまいました。

 今や、欲も得もなくなり幸せだと思います。年相応の病持ちです。20年以上前からの糖尿病は、けっこう改善しています。

 主治医にめぐまれたことと年々食が細くなってきているせいでしょうか要介護状態で、週2回デイサービスを受けています。 

夫が2年前に亡くなり、3回忌を終えたばかりです。満86歳でした。胃がんと肺がんを患っていましたが手術も入院もせず自宅で

の訪問診療と訪問介護を受け、自宅で最期をむかえることができました。


 私と娘が看取りましたが穏やかな表情でした。私もあのように逝けたらいいなと思っています。

 6年ほど前に腸閉塞で1ヶ月あまり入院したとき目にした「ただ生きているだけにしか見えない人」のことが忘れられません。

 最期を考えるとき、あの光景が私に大きな影響を与えています。前の人(前回この欄に登場された赤坂實さん)が話されてい

たように、私も苦痛をやわらげるための緩和治療はしてほしいですが、延命治療はしてほしくありません。

 忘れっぽくなり、記憶力も確実に落ちています。こうして生きているだけでもありがたいので、贅沢でしょうが最期を迎えるま

で認知症にはなりたくないです。予防に役立てばとクロスワードパズルや塗り絵をしたり、何かと用事を作って外出するようにし

ています。