書籍名:「だってだっての
          おばあさん」


 著 者: さの ようこ

 発 行: フレーベル館 

  我が家では、4歳の娘を寝かしつけるとき絵本を2冊読むことが日課です。

 早く寝て欲しい私は短い絵本を選ぶのですが、少しでも長く私と一緒にいたい娘は長い絵本を選びなおして

 来ます。

 そんな娘の好きな長めの絵本がこの「だってだっての おばあさん」です。

  このお話は98歳のおばあさんと5歳の猫のお話しです。猫は毎日おばあさんを魚釣りに誘いますが、おばあさ

 んは「だって私は98だもの」と断り続けます。 おばあさんの99歳の誕生日に 猫はロウソクを買いに行き、

 川に落としてしまいます。しかたなく二人は残った5本のロウソクで、おばあさんの5歳の誕生日としてお祝い

 をします。 そして次の日、猫の魚釣りの誘いに5歳になったおばあさんは「5歳だから行くわ」と一緒に行き

 その後も様々なことに挑戦していきます。

  先日、娘に「お母さんは大きくなったら何になるの?」と聞かれ、娘にとっては、誰でも大きくなってなり

 たいものがあることが普通なんだと気付かされました。

 そして、私は「だって仕事があるから」 「だって子どもがいるから」と様々な「だって」を使い、挑戦する

 ことを避けている「だってだっての おばあさん」になっているかもしれないなと ちょっと反省しました。

  その「だって」はロウソクのように落としてしまえば、そんなに重要な事ではないのかも・・・。

 娘がそんなことを この絵本から感じるのは まだま〜だ先の事。

 今日も娘はちょっと長い絵本を選び、早く寝て欲しい私は早口で読んでいます。


                                (佐藤 浩子/川久保病院 医事課)