書籍名:


  「星の王子さま」  
               


     原作サン・テグジュペリ

   翻訳内藤 濯ほか

     岩波書店他   

  おすすめする本は、絵本の「星の王子さま」です。多くの人が知っている名作です。

 絵本といえば子どものイメージが強いのですが、この本はそうではありません。200以上の国と地域   
 
 で翻訳され、世界での総販売部数は1億5千万冊を超えるロングベストセラーです。
 
  物語は、小さな国からやってきた王子さまと砂漠に不時着した飛行機の操縦士が出会ったことから

 はじまります。 王子さまは操縦士が答えることが難しい質問を繰り返し、なかには哲学的な質問もあ

 り、操縦士を困らせます。最初は質問の意図が理解できず困惑する操縦士でしたが、徐々にその意

 図を理解できるようになり、王子さまの言動から目を離せなくなっていきます。
 
  子どものころには、もっと純粋な目で物事を見ることができたのに、大人になると損得勘定で物事を

 判断したり、目に見える確かなものばかりを当てにするようになった、と感じるようになりました。

 星の王子さまは、「大切なことは目に見えない」と教えてくれます。

  私も3歳の娘にこの本を読んであげましたが、まだ内容までは理解できないので、かわいい絵を見

 て楽しんでいます。娘が成長して いろいろな経験を積んだ後また一緒に読んでみたいと思います。
 
 多くの経験を重ね、大人になった皆さんにも是非 お子様やお孫さんと一緒に読んでいただけたらと

 思います。

                                佐々木 孝信 / 川久保病院放射線科