読んで元気と勇気が湧く本をご紹介します。
 昨年5月、世界最高峰のエベレストに史上最高齢の80歳で登頂に成功した三浦雄一郎さんの本です。三浦さんは70歳と75歳のとき、エベレスト登頂を達成し、今度は3度目のチャレンジでした。2度目の登頂に成功した後、スキーでの骨折や2度の心臓不整脈手術を余儀なくされます。高齢でしかもこのような大病を患えば心がへこんでしまい、並の人ならば3度目のチャレンジ=目標をあきらめてしまうのではないでしょうか。
 しかし、三浦さんは「目標を持てば人は向上できる」という強い信念で困難を乗り越えていきます。最後の登頂達成の半年前の12月初旬、三浦さんは「自宅兼事務所の階段をたった10段登っただけで、歩みを止め、息をきらせている」状態でした。このような状態にあっても、「世界最高峰を世界最高齢で踏破する」を目標にしている三浦さんは決して悲観しませんでした。「目標があれば、辛いことも辛くなくなる」、目標を達成したい、そのためにはどんな困難もいとわない、そんな気持ちでトレーニングに励んでエベレストに登頂できるほどの体力を培っていったのです。
 三浦さんは、「目標は人を一変させる。目標があって生きているととても楽しい。目標があれば、明るくポジティブになれる」と力説しています。そして、「あなたのエベレスト」はどこにあるのか? と。まさに、この本は、人生を楽しく生きるよう
「焚き付ける」本といえます。

     (千葉仁志/仙北支部)