入園時に生じる
     体調不良は?
       (小児科看護師 中屋ゆかり)
  
   入学・入園・進級で新しい生活が始まる4月、親や子どもも期待と不安でいっぱいなのではないでしょうか。
  家庭ではリラックスして過ごせるような雰囲気づくりを大事にして下さいね。
  今回は、「保育園症候群」についてです。

   保護者の方から「保育園に行き始めてから ずっと調子が悪い」ということを耳にします。
  低年齢児が入園して集団生活を体験し始めた時、しょっちゅう鼻水を垂らしたり、熱を出したり、いわゆる「風邪」
  のような症状になることを「保育園症候群」と言います。

   子どもは集団の中で感染の機会が多く、常にウイルスや細菌にさらされています。
  一度治っても他の子どもから別のウイルスをもらいます。鼻水や熱は体の防御反応なのです。
  体の中で頑張ってくれている証拠です。
  不思議な事に2歳を過ぎる頃には風邪をひく頻度も少なくなってきます
  いろいろな病原体の感染を繰り返すことで、免疫がついて病原体に負けない体を作っているのです。
  そうとわかっていても「また、鼻水を垂らしている!」と子どもの体の心配と自分の仕事の事を考え、悩みますね。
 
  鼻水には、鼻の粘膜から入ってきた病原体や異物(花粉など)を体の外に出す大事な役割があります。
  小さな子どもはうまく鼻をかめないので、奥にたまっていると息苦しくなり、眠りも妨げられます。

  風邪を早く治すには薬に頼るのではなく、鼻水を吸引して ぐっすり睡眠をとれるようにしてあげましょう。